【失敗しない】スニーカーの防水スプレーの正しい使い方!種類やデメリットも解説

【失敗しない】スニーカーの防水スプレーの正しい使い方!種類やデメリットも解説
  • 「防水スプレーを間違って使って、失敗したくない……」
  • 「お気に入りのスニーカー、キレイなまま使いたい……」

お気に入りのスニーカーをきれいな状態で維持したければ、防水スプレーはかかせません。しかし正しく使わないと危険があることも事実です。

この記事ではスニーカーの防水スプレーの失敗しない使い方を紹介しています。

防水スプレーは水や油汚れを防いでくれるため、正しく使えばスニーカーをきれいな状態で維持できます。お持ちの防水スプレーでケアしたい人や、防水スプレーのデメリットや注意点について知りたい人は、この記事の内容を参考にしてみてください。

もしもスニーカーのお手入れが手間だと感じる人は「スニーカーの宅配クリーニング」がおすすめです!靴職人が手作業で洗浄しアフターケアも行ってくれるため、自宅にいながらスニーカーがきれいになります

防水スプレーの正しい使い方・手順

まずは防水スプレーの使い方を順番に紹介していきます。

1.靴紐を外す

靴紐をつけたままだとムラの原因になるため、まずは靴紐を外します。

2.汚れを落とす

すでに履いているスニーカーは汚れを落としておきます。汚れが付着していると、防水成分がスニーカーに上手くコーティングされないため、スプレーする前に汚れを落としておきましょう。

3.スプレーをする

20cmほど噴射口をスニーカーから離して、全体的にスプレーしていきます。風通しの良い場所で作業し、一箇所に偏らないよう均一にスプレーしましょう。

スプレーを行う際は手に持って行うとムラになりにくいです。手に多少かかる分には問題ないですが、気になる場合は手袋等を着用しましょう。

4.乾燥させる

完全にスプレーした箇所が乾くまで、陰干し等しておきましょう。靴が乾けば完了です!

5.重ね塗りを行う

何度かに分けて行うことで、防水スプレーの効果は高まります。もし大切に使いたいスニーカーの場合は複数回防水スプレーを使いましょう。

防水スプレーを安全に使うための注意点

防水スプレーを正しく使うためにも以下のことに注意しましょう。

  • 風通しの良い場所で行う
  • 均一になるよう注意する
  • 頻度は1ヵ月に1回が理想的
  • スニーカーが乾いていることを確認してからスプレーをする
  • 汚れを落としてからスプレーをする
  • 靴の内側と靴底にはかけない
  • シューズ専用の防水スプレーを使う

風通しの良い場所でスプレーしよう

防水スプレーを使うときは、必ず風通しの良い場所で行いましょう

防水スプレーの中身はフッ素樹脂やシリコン樹脂など化学物質です。スプレーした瞬間に細かい粒子となって噴射されるため、体内に入ると急性中毒を引き起こしてしまう可能性があります。

最も安全な場所は屋外です。防水成分の化学物質が体内に入らないためにも風向きに注意することが大切です。風下を向いてスプレーします。さらにマスクがあると安全です。

均一になるよう注意する

一箇所に集中しないよう、均一にスプレーしましょう。均一にスプレーするのはシミとなるのを防ぐのと、乾燥時間を短くするためです。

具体的には、手に持ったシューズを下げて20〜25cm程の距離でスプレーするのがオススメです。

頻度は1ヵ月に1回が理想

日々履いていると防水効果は落ちます。持続するためにも最低でも1ヶ月に1回はスプレーするのがおすすめです。

綺麗さを維持し続けたい方は、履くたびにスプレーしてもOKです。

スニーカーが乾いていることを確認してからスプレーをする

防水スプレーをする際は、必ずスニーカーが乾いていることを確認してから行います。

エビシ
エビシ

天気が良く乾燥した日であれば一層良いです。

もしもスニーカーに湿気がある状態でスプレーをすると、スプレーが十分浸透せず防水効果が最大限に発揮されません。シミや変色の原因にもなります。

汚れを落としてからスプレーをする

汚れがあると、スプレーの成分を弾く可能性があります。スプレー前には汚れを落としておきましょう。

靴の内側と靴底にはかけない

靴の内側にかけてしまうと、通気性がなくなりムレやすくなってしまいます。

靴底は滑りやすくなる可能性があるため危険です。

シューズ専用の防水スプレーを使う

防水スプレーは、必ずシューズ専用のものを使うようにしてください。

他の防水スプレーで代用すると、充分な効果を発揮できなかったり、ムラの原因になります

スニーカーに防水スプレーを使うデメリット

防水スプレーはスニーカーを水や汚れから弾く効果があるため、スニーカーを長持ちさせるためには必須です。

しかし使い方によっては以下のデメリットも存在するので、使う際には十分気を付けましょう。

  • 色や質感の変化
  • 通気性の低下

1:色や質感の変化

防水スプレーを使用は、スニーカーの色や質感が変化する可能性があります。特に明るい色や柔らかい素材のスニーカーでは、スプレー剤の影響を受けることがあるため注意が必要です。

対策としては、様子を見ながら少量ずつ散布すること、出来るだけ均一に散布することが重要です。

2:通気性の低下

防水スプレーはスニーカーの表面をコーティングしたり、生地の隙間に入り込んだりするため、通気性が低下する場合があります。通気性が低下すると湿気が溜まりやすくなる可能性があり、足の臭いやかゆみの原因に。

対策としては、撥水タイプのスプレーの使用がおすすめです。生地の隙間を完全にふさがないため通気性が保たれます。

防水スプレーの効果

防水スプレーを使うだけでスニーカーが長持ちするため、非常におすすめなアイテム。

防水スプレーは水を弾く以外にも、汚れがつきにくなったり傷もつきにくくなったりと、効果はさまざまです。

撥水と防水の違いについて

防水スプレーはを選ぶ際に、商品に記載してあるのが「撥水」と「防水」です。両者は防水性能が異なるため以下のような違いがあります。

種類仕組み効果デメリット
撥水表面にコーティングをして水を弾く(生地に隙間がある)多少の水を弾く効果が落ちる完全には水を防げない
防水生地の隙間に樹脂等が入り込み、水を通過させないほぼ水を防げる通気性が損なわれる生地感が変わる

撥水は多少の水を弾くのに対して、防水は完全に水を防ぐことができる違いがあります。ただし直接メーカーに電話して確認したところ、市販の「防水スプレー」はほぼ撥水スプレーとの回答だったため、それほど違いを気にする必要はありません。

エビシ
エビシ

いずれにせよ、スニーカーの場合は、複数回防水スプレーを使うことがおすすめです。

防水スプレーの種類と選び方!迷ったらフッ素系を選ぼう

防水スプレーは大きく分けて「フッ素系防水スプレー」と「シリコン系防水スプレー」の2種類あります。

種類使える素材防げる汚れ持続性
フッ素系防水スプレー布・革ともに利用可水と油低い。定期的にスプレーが必要
シリコン系防水スプレー布のみ利用可※革に使うとシミになる水のみ持続性がある(フッ素系に比べ)

「フッ素系」の防水スプレーは水や油を弾いてくれる効果があります。

しかし摩擦が生じると剥がれてしまうため、定期的にスプレーしなくてはなりません。

エビシ
エビシ

それでも生地の変色や変質の心配がなく、革にも使えるのがメリットです。

一方「シリコン系」の防水スプレーは水と馴染まない膜(シート、コーティング)を形成することで撥水性を発揮する水専用のコーティング剤です。

摩擦や汚れの付着による脱落が発生しにくく、フッ素系よりも長持ちするといわれています。革素材との相性はあまり良くなく、シミを作ってしまうことがあるため、使える素材は布のみになります。

スニーカーにおすすめの防水スプレー

防水スプレーには数多くの種類がありますが、スニーカーに使う場合、悩んだらこの「アメダス」を使っておけば間違いありません。

シリコン系の防水スプレーで、シューズショップでも必ず置いてある最もポピュラーな防水スプレーです。革・スエード・布など幅広い製品に使えます。傘や帽子にも利用できるので、汎用性も高いのが特徴です。

価格は「1500円」と高めですが、安物を買ってスニーカーを台無しにしてしまう可能性を考えれば、アメダスのようなしっかりとした商品を選ぶべきです。

1つのスニーカーで1本を使い切ってしまうことはありません。容量は420mlあるため、1本で50~60足分使えます1足あたりで換算すると26円なので、相当コスパが良いです。

とりあえず困ったら、この「アメダス」を選んでおけば間違いありません。

もしその他のおすすめ防水スプレーが気になる場合はこちらの記事を参考にしてください。▼

まとめ:スニーカーの防水スプレーを正しく使ってキレイを保とう!

この記事の要点

  • 防水スプレーは、汚れを落とし、均一にスプレーしたのち乾燥させる
  • 何を使うか迷ったら「フッ素系」防水スプレーを選んでおけばOK
  • 布キャンバス製は、持続性のあるシリコン系防水スプレーも使える

最後に。もし、スニーカーが既に汚れてしまっている場合は、スニーカーを「宅配クリーニング」に出すのもオススメです。

もしも自分で洗ったり保管したりするのが面倒であれば、「宅配クリーニング」に出す方法もあります。靴洗いのプロが丁寧に洗ってくれるので、自宅にいながら手間なくキレイになるのでおすすめです!

下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

>>【徹底比較】オススメのスニーカー宅配クリーニング6選