- 合皮スニーカーを洗いたい
- アディダスの合皮スニーカーって水で洗える?
- そもそも合皮ってどんな素材?
合皮のスニーカーが汚れてしまったから洗いたいと思っても、合皮は水や洗剤で洗ってもいいの?と疑問に思う人も多いでしょう。
この記事では合皮のスニーカーの洗い方を解説。洗うために必要なアイテムや手順を分かりやすくお伝えします。
合皮スニーカーは水や中性洗剤を使った洗浄が可能です。自宅にあるアイテムで簡単に洗えるため、記事を読んだ後にでもすぐに行ってみてください。
もしも洗うのが面倒であれば、「宅配クリーニング」に出す方法もあります。靴洗いのプロが丁寧に洗ってくれるので、自宅にいながら手間なくキレイになるためおすすめです!
合皮スニーカーの洗い方
合皮スニーカーを洗うために必要な道具は以下のとおりです。
- 準備するもの
- 柔らかいブラシ
バケツ
洗濯ネット
中性洗剤
どれも自宅で準備できるアイテムばかりです。以下の手順にそって洗っていけば簡単にきれいになるのでぜひ試してみてください。
合成スニーカーの洗い方
靴紐と中敷きを外す
靴紐や中敷きには砂汚れが付いています。素材も合成と違い布性でできているるので、スニーカーとは別で洗いましょう。
靴紐と中敷きを外したら、酸素系漂白剤を入れた40度程度のぬるま湯に30分以上つけ置きします。酸素系漂白剤は洗浄力が強くぬるま湯にすると洗浄力は強力に。なにもせずとも砂汚れは落ちていきます。
酸素系漂白剤はオキシクリーンがおすすめです。汚れが良く落ちて白さを取り戻せます!
もしも汚れが残っていたらブラシでこすればOKです。
スニーカーをブラッシングする
スニーカーは砂や泥汚れが想像以上に付いています。本格的に洗う前にブラッシングをしましょう。細かい箇所は歯ブラシを使えば汚れが簡単に落とせるのでおすすめです。
スニーカーをつけ置きする
合皮のスニーカーは本革ではないため水で洗うことは可能です。容器にぬるま湯と中性洗剤を入れてスニーカーをつけ置きしましょう。
30分以上して汚れが落ちていない箇所は、ぶらしでやさしくこすってください。
ただしゴシゴシ思いっきりこすってしまうと傷ついてしまう可能性があるため必ずやさしくこすりましょう。
ラバー部を洗う
ラバー部はゴム素材でできているため、つけ置き洗いだけでは汚れが落とせません。ラバー部にはメラミンスポンジがおすすめです。メラミンスポンジはゴム素材と相性が良く、こすると簡単に黒ずみや黄ばみを落としてくれます。
ただし合皮部分にこすると、表面のコーティングを落としてしまう可能性があります。メラミンスポンジを使う場所はラバー部だけに留めておきましょう。
水ですすぎ脱水する
スニーカー全体を洗い終わったら水ですすぎ汚れや洗剤を洗い流していきます。すすぎ終わったら脱水機に1、2分かけ、水分を吹き飛ばしましょう。
脱水機は長時間回すと型崩れや傷みの原因になるため、必ず1、2分程度に抑えることが大切です。
風通しの良い日陰で乾かす
脱水したら風通しの良い日陰で乾かします。濡れたものを乾かすには日の当たる場所に置いた方が良いでしょう。しかし直射日光が当たるとスニーカーが変色する可能性があります。
特に白いスニーカーは黄んでしまう恐れがあるため、必ず日の当たらない場所で乾かしましょう。
合皮スニーカーのお手入れ
合皮スニーカーを洗い終わって安心してはいけません。毎日履いていると砂が入ったり泥が付着したりと、すぐにまた汚れてしまいます。
毎日履いた場合には湿気もたまりやすくなり劣化の原因に。スニーカーにとっては良い環境ではありません。以下の3つのお手入れをすることにより、汚れや劣化の加速を防ぐことができます。
ポイントブロックタイトル
- 防水スプレーをして汚れ防止!
- 小まめにブラッシングをして白さを保つ!
- 履き終わったらシューキーパで湿気を吸収!
合皮スニーカーをきれいに履き続けるためにも、お手入れもかかさず行いましょう。
防水スプレーをして汚れ防止!
防水スプレーはスニーカー全体に撥水加工を施し、水の浸入を防いでくれます。雨水や水たまりで跳ね返った水はきれいではなく、スニーカーに付着すると徐々に浸入し汚れの原因になります。
防水スプレーをすれば水がついても跳ね返してくれるため、汚れがつくことはありません。
さらに砂やホコリも弾いてくれるので、雨以外の時でも効果抜群です。日頃から防水スプレーをしておけば汚れを常に防げるのでおすすめです。洗い終わったきれいな状態のスニーカーに、防水スプレーをぜひプラスαしてみてください。
小まめにブラッシングをして白さを保つ!
ブラッシングも汚れ防止に効果的なアイテムです。防水スプレー侵入を防げたとしても、汚れは表面に残っています。ブラッシングをすれば表面にある汚れを落とせるため、きれいな状態がキープできます。
履き終わったらシューキーパで湿気を吸収!
スニーカーを脱いだらそのまま玄関に置いていませんか?1日履いたスニーカーは湿気を含んでいます。しかしただ玄関に置いたままにしていても、湿気はすぐには取り除かれません。さらにそのままの状態で次の日も同じスニーカーを履くと湿気は靴の中にとどまり続けてしまいます。
湿気が常にある状態だと菌が繁殖し、臭いやカビを発生しやすくなり、スニーカーの劣化にもつながります。劣化を防ぐためにもスニーカーを履き終えたら、その都度シューキーパーを入れるようにしましょう。
シューキーパは木製がおすすめです。木製のシューキーパーは調湿効果があり、その日にたまった湿気を取り除いてくれます。湿気をためないためにも、履き終えたら都度シューキーパを入れるようにしましょう。
合皮スニーカーの特徴
そもそも合皮がどういうものかを理解していない人も多いと思います。そこでここからは、合皮スニーカーの特徴について解説していきます。
合皮がどういう素材なのかを理解が深まれば、スニーカーだけでなくその他の合皮製品もより扱いやすくなるためぜひ参考にご覧ください。
合皮とは?
合皮とは布地に合成樹脂を塗り表面を天然皮革に似せたものを指します。
合成皮革やフェイクレザーとも呼ばれます。
合成樹脂に含まれる成分は以下のとおりです。
- ポリ塩化ビニール
- ポリウレタン樹脂
合皮は化学成分を使っているため、天然皮革のような独特の臭いや手触りはありません。光沢感もなく、天然皮革と比べるとツヤが少ないのが特徴です。
しかし、見た目は天然皮革とほとんど変わらず、パッと見ただけでは違いは分かりません。合皮は天然皮革に比べて安価であるだけでなく、お手入れが簡単というメリットもあります。
合皮スニーカーの寿命は3~5年ほど
合皮スニーカーの寿命は3〜5年程といわれています。その理由は、素材に使われているポリウレタンやポリ塩化ビニールは、紫外線や摩擦熱に弱く、加水分解を起こしてしまうからです。
- 加水分解とは?
- 加水分解とは、化合物が水と反応して分解する現象のこと。スニーカーが空気中の湿気と反応し、合皮の成分が化学反応を起こして劣化する原因となります。
加水分解した合皮スニーカーは、ベタついたり裂けたりして、履けなくなってしまいます。安価でお手入れしやすい反面、買い替え時期がすぐにやってくるのが難点です。
一方、天然皮革は適切なお手入れをすれば5年以上持つため、耐久性に優れています。しかし、合皮スニーカーと比べると価格が高くなりやすい傾向にあります。
合皮を使ったスニーカーは拡大中!
最近では動物性素材を使わないというSDGsの流れと共に、天然皮革を使わずに合皮を使ったスニーカーが増えてきています。
実際にアディダスの「スタンスミス」では2024年までに天然皮革を完全撤廃し、合成皮革にする取り組みが進められています。
企業や私たちの環境意識が高まる中、動物性素材に頼らない合成皮革は今後さらに進化し、増えていくことでしょう。
まとめ|合皮スニーカーは水洗い×中性洗剤で洗える!
改めて合皮スニーカーの洗い方をおさらいしておきます。
合成スニーカーの洗い方
- 靴紐と中敷きを外す
- スニーカーをブラッシングする
- スニーカーをつけ置きする
- ラバー部を洗う
- 水ですすぎ脱水する
- 風通しの良い日陰で乾かす
合皮スニーカーは本革ではないため、水洗いは可能です。しかし洗う際に力強く擦ってしまうと傷みの原因になるので、やさしく洗いましょう。
さらに防水スプレーやブラッシングを定期的に行い、履き終わったらシューキーパをすればスニーカーケアは完璧です!長く履き続けるためにも、洗浄やお手入れを定期的にしていきましょう!
もしも自分で洗ったり保管したりするのが面倒であれば、「宅配クリーニング」に出す方法もあります。靴洗いのプロが丁寧に洗ってくれるので、自宅にいながら手間なくキレイになるのでおすすめです!
下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。