「スニーカーに防水スプレーをしたいけど、どれを選んでいいか分からない。」と悩んでいませんか?
「防水スプレー」と一言でいっても、スニーカー専用だったり他の用途にも使えたりと、防水スプレーもさまざまな種類があります。
この記事ではスニーカーにおすすめの防水スプレーを全部で6つご紹介。最後まで読めば自分にとって最適な1品が見つかるでしょう。
防水スプレーには「フッ素系スプレー」と「シリコン系スプレー」の2種類あります。それぞれの成分の特徴や対応している素材を理解していないと、自分のスニーカーに対応していないスプレーを選んでしまうかもしれません。
必ず成分の特徴と対応している素材を確認してから購入するようにしましょう。
もしもお手入れが面倒であれば、「宅配クリーニング」に出す方法もあります。靴洗いのプロが丁寧に洗ってくれるので、自宅にいながら手間なくキレイになるためおすすめです!
防水スプレーの種類
防水スプレーは「フッ素系スプレー」と「シリコン系スプレー」に分かれます。両者とも水や汚れを弾く効果がりますが、細かな成分が違うため、それぞれの特徴を理解する必要があります。
まずはこの2つの違いについて見ていきましょう。
フッ素系スプレー
フッ素系スプレーの特徴は以下のとおりです。
成分 | フッ素系樹脂 |
特徴 | 繊維の中に入り1本1本コーティングする 通気性がある 変色や変質を防げる |
対応しているスニーカーの素材 | 布・皮革・合成皮革・ニット・ナイロン |
その他対応製品 | 衣類・カバン・財布・帽子・傘・レインコート |
フッ素系スプレーは「フッ素樹脂」を主成分としており、水や油をはじくコーティングを形成しています。繊維の中まで入り込むため通気性が良く、多くの防水スプレーに使われいます。生地の変色や変質を防ぐ効果もあり、衣類にも使用可能です。
シリコン系と比べるとフッ素系の方が防水効果の期間は短いため、頻繁にスプレーする必要がります。
スニーカーで使える素材としては、キャンバスや綿の布素材や、レザーやスエードのような革製のスニーカーに使用可能です。
シリコン系スプレー
シリコン系スプレーの特徴は以下のとおりです。
成分 | シリコン樹脂 |
特徴 | 表面に膜を貼ってコーティングする 通気性がない 持続期間が長い |
対応しているスニーカーの素材 | 通気性がないためスニーカーには不向きなものが多い |
その他対応製品 | 傘・レインコート |
シリコン系スプレーは「シリコン樹脂」が主成分です。表面に膜を貼って全体をコーティングしてくれます。通気性は悪くなるため、実はスニーカーには不向き。傘やレインコートのような通気性を必要としないアイテムに向いています。
ただし撥水できる持続期間がフッ素系よりも長いのはメリットです。
多くのシリコン系スプレーはスニーカーは非対応も物が多いですが、中にはスニーカーに対応した商品もあります。
スプレーをする頻度を開けたい人は、シリコンスプレーの方が持続期間が長いのでおすすめです。
フッ素系スプレーとシリコン系スプレーの詳しい情報については、こちらの記事を参考にしてください。
種類別・防水スプレーのおすすめ商品
スニーカーに対応している「フッ素系」と「シリコン系」それぞれのおすすめの防水スプレーをご紹介します。
フッ素系スプレー
フッ素系のスプレーのおすすめは以下の3点です。
コロンブス|アメダス「プロテクティブスプレー」
製品名 | アメダス防水スプレー |
容量 | 420ml |
原材料・成分 | フッ素樹脂、石油系炭化水素 |
使用可能素材 | 皮革製品・布地・ナイロン等 |
使用可能商品 | スニーカー・靴・帽子・カバン・リュック・傘・レインコート等 |
コロンブスは100年以上もシューケア用品に携わっている、老舗メーカーです。「アメダスのプロテクティブスプレー」は、革・スエード・布など幅広い製品に使用可能。傘や帽子にも利用できるので、登山などのアウトドアが趣味の方におすすめです。
アメダス防水スプレーは、シューズショップに必ず置いてある、防水スプレーの定番商品です。
WOLFTECH|コロニル「ウォーターストップ」
ウォーターストップは、天然革・合皮に特化した防水スプレーです。
衣服・バッグ・小物類など、幅広い製品に使えます。パテントレザーと呼ばれるエナメル皮革にも使用できるのがポイントです。
臭いがきついと感じる人も多いので、外で使用することおすすめします。
製品名 | コロニル ウォーターストップスプレー |
容量 | 400ml |
原材料・成分 | フッ化炭素樹脂 |
使用可能素材 | 皮革製品(スムースレザー・スエード・ヌバック・ベロア)合成皮革・テキスタイル |
使用可能商品 | スニーカー・靴・帽子・財布・カバン・ |
ジェイソンマーク「リペル」
ジェイソンマークのリペルは、ハンドルが特徴的な防水スプレーです。
人間工学に基づいて設計されているので、数回レバーを引くだけで、力を入れずにスプレーできます。内容量は少なめですが、その分少ないスプレー回数で済むため、ムラがなく効果的。
1本あたり10~12足分をスプレーできます。
革・スエード・布などに使用可能です。
製品名 | ジェイソンマーク リペル |
容量 | 159.7ml |
原材料・成分 | フッ素系合成ポリマ・シリコン系合成ポリマ |
使用可能素材 | 布地・綿・皮革・ナイロン・ニット |
使用可能商品 | 記載なし |
シリコン系スプレー
続いてシリコン系のおすすめのスプレーを以下3つご紹介します。
ネバーウェットネオ
ネバーウェットネオは、アメリカ発のスプレーで、アウトドア製品にぴったりの防水スプレーです。
雪・雨・泥に強く、生地も変色しないことが特徴。革・スエード・布など、幅広い素材に使用できます。
スプレー後に24時間陰干しが必要なので、注意してください。特の刺激臭があるので、必ず屋外で使用しましょう。
しっかり乾かすと、撥水効果はかなり高い製品です。
製品名 | ネバーウェットネオ |
容量 | 325ml |
原材料・成分 | 合成樹脂(シリコン)、有機溶剤 |
使用可能素材 | 皮革・スエード・ポリエステル・木綿/エステル混紡品・キャンパス布等 |
使用可能商品 | 衣服・リネン・靴・下駄箱 |
3M「スコッチガード 防水スプレー即効性」
スコッチガード防水スプレーの中でも、スプレーしてからすぐに防水効果を発揮します。
目安はスプレー後1分で効果を得られるので、外出前にスプレーするだけで水や汚れを防ぎます。
革・布製品に使えるだけでなく、衣服にもスプレーできるのがメリットです。ただしスエード素材には対応していません。
安全な材料を使用しているので、子どものシューズや服のケアにも安心して使えます。
製品名 | スコッチガード 防水スプレー即効性 |
容量 | 170ml |
原材料・成分 | シリコーン樹脂・炭水素系溶液・磯プロピルアルコール |
使用可能素材 | 布地・皮革・ナイロン・合皮 |
使用可能商品 | 衣類・革靴・スニーカー・傘・アウトドア用品・スポーツウエア |
3M「スコッチガード 防水スプレー スエード靴専用」
スエード生地専用のシリコン系スプレーです。スエードにシミを作らず、通気性を損ねずに撥水できます。
スエード以外の素材にスプレーすると、変色する可能性があります。
スニーカーのソールなど、別素材でできた部分にはスプレーがかからないように注意して使用しましょう。
製品名 | スコッチガード 防水スプレー スエード靴専用 |
容量 | 170ml |
原材料・成分 | シリコーン樹脂・石油系炭化水素 |
使用可能製品 | スエードなどの起毛革製品 |
防水スプレーを使うときのポイント
防水スプレーを使う時は、以下の5点に気をつけましょう。
- 風通しの良い場所でスプレーする
- 満遍なくスプレーする
- 1ヶ月に1度はスプレーする
- 乾燥状態でスプレーする
- 汚れを落としてからスプレーする
防水スプレーはフッ素やシリコン系樹脂が原料となっているため、人の体内にはいると健康被害を及ぼします。細心の注意を払って使いましょう。
正しい使い方をしないと防水機能が発揮されないため、使用事項を守って使うことが大切です。
防水スプレーを安全に使うための詳しい情報については、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
防水スプレーを使うと、スニーカーを水や汚れから守ってくれ、きれいな状態が長持ちできます。防水スプレーは「フッ素系スプレー」と「シリコン系スプレー」の2種類があるため、それぞれの特長を理解してから購入しましょう。
成分 | フッ素系樹脂 | シリコン樹脂 |
特徴 | 繊維の中に入り1本1本コーティングする 通気性がある 変色や変質を防げる | 表面に膜を貼ってコーティングする 通気性がない 持続期間が長い |
対応しているスニーカーの素材 | 布・皮革・合成皮革・ニット・ナイロン | 通気性がないためスニーカーには不向きなものが多い |
その他対応製品 | 衣類・カバン・財布・帽子・傘・レインコート | 傘・レインコート |
スニーカーが汚れる前に防水スプレーを振っておくと、スニーカーを長くきれいに保てます。
また、水を弾かない素材に防水スプレーを使用しておくと、雨の日でも快適に使えますよ。
今回の記事を参考にして、自分のスニーカーに合った防水スプレーを選んで、ぜひきれいな状態で長持ちさせてくださいね。
もしも自分で洗ったり保管したりするのが面倒であれば、「宅配クリーニング」に出す方法もあります。靴洗いのプロが丁寧に洗ってくれるので、自宅にいながら手間なくキレイになるのでおすすめです!
下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。